バリア機能が低下することによって起こる肌の乾燥

加齢によって肌が乾燥するようになる最大の原因は、バリア機能の低下です。肌は皮膚の表面にある皮脂膜によって外界の刺激から保護されていますが、年齢を重ねるにつれて皮脂の分泌が少なくなり、皮脂膜が不足してきます。こうなると肌は十分な水分を保てなくなり、次第に乾燥してしまうのです。

真皮部分が薄くなることによって起こる肌の乾燥

50代・60代になると、若い頃に比べて真皮部分が薄くなることも肌の乾燥の要因です。肌は表皮と真皮の部分から構成されており、加齢によって真皮が薄くなり、菲薄（ひはく）化という現象が起こるのです。真皮は水分をたっぷりと含んだスポンジのような存在で、真皮が菲薄化してしまうと肌の水分が減少し、潤いがなくなってしまいます。

50代・60代のエイジングケア！乾燥肌の予防と改善

乾燥肌の予防・改善を目指すには、水分と油分を十分に補うことが大切です。水分を補うためには、化粧水などを使って外側から補充することも大切ですが、化粧水は表皮にしか届きません。真皮に水分を届けるためには、内側からも水分をしっかりと補給することが大切です。お茶やコーヒーは利尿作用がありますので、利尿作用の少ない水や麦茶などを飲むとよいでしょう。
皮脂膜を保護するためには、保湿効果の高いクリームや美容液の使用がおすすめです。クリームや美容液で油膜を補うことによって、肌の表面から水分が蒸発するのを防ぎ、乾燥を予防できます。
株式会社ウエルコミュのベルボナモイストクリームは保湿力に優れており、自宅で手軽にできるエイジングケアアイテムとしてお使いいただけます。美容液としても使用でき、お顔だけでなく全身に使えるのもベルボナモイストクリームのメリットです。

また、乾燥した部屋にいると肌も乾燥しやすくなりますので、特に冬場などは加湿器を使用することもおすすめの対策です。加湿器を使用することで、肌が潤うだけでなく風邪などの予防にも役立ちます。

エイジングケアを行う50代・60代の方必見！乾燥肌に対してやってはいけないこと

肌が乾燥している方は、洗浄力の強い洗顔料やクレンジング剤の使用はあまりおすすめできません。バリア機能が低下している年齢肌に対して作用の強い洗顔料やクレンジング剤を使うと、肌の油膜が奪われてしまい、乾燥がさらに進むことも考えられます。
また、タオルや軽石などを使って皮脂をゴシゴシと落とすのもおすすめできません。皮脂は、天然の保湿クリームとも呼ばれるほど肌を守ってくれる大切な役割もありますので、必要以上に取り除いてしまうと肌の乾燥が進み、小ジワの原因となります。皮脂は無理やり落とそうとせず、ぬるま湯で優しく洗い流す程度で十分です。

※エイジングケアとは、年齢を重ねた肌に潤いを与えることです。

50代・60代が意識したい生活習慣1.十分な睡眠

睡眠不足は肌の乾燥だけでなく、様々な肌トラブルの原因となります。肌のハリ・ツヤに欠かせない成長ホルモンは就寝中に分泌されるため、良質な睡眠を6時間以上取るようにしましょう。寝る前のスマホ・パソコンの使用は控える、寝室の環境を整えるといったこともポイントです。

50代・60代が意識したい生活習慣2.栄養バランスの良い食生活

栄養バランスが偏った食生活は肌の栄養不足につながり、乾燥肌をはじめとする肌トラブルの悪化が懸念されます。野菜や果物を積極的に食べる、良質なタンパク質を摂取する、揚げ物や甘い物の過剰摂取は控えるなど、バランスの良い食事を心がけましょう。

50代・60代が意識したい生活習慣3.適度な運動

運動不足は血行不良を招き、肌の細胞に栄養が行きわたりにくくなります。ウォーキングや軽いジョギング、ヨガやストレッチなど、無理のない範囲で運動を取り入れることをおすすめします。さらに、適度な運動はストレス解消にも効果が期待されます。